エクセルで関数を少し使えるようになったら、IF関数に挑戦してみましょう。
IF関数は複雑で難しそうなイメージがありますが、仕組みを理解してしまえば簡単です。
IF関数を使えば、さまざまな条件で計算できるので、作業効率化の幅が広がります。
今回は、IF関数についてお話しします。
エクセルを始めたばかりの人は、まずはこちらから

- IF関数の基本的な使い方
- IF関数を組むポイント
- IF関数の応用編

IF関数って難しそう

ちょっと複雑だけど使えると便利だよ
IF関数とは

IF関数とは「もしもAの条件と一致したらB、一致しなければC」というように、条件と一致するかしないかで表示を変えられる関数です。
A、B、Cの3つの条件を設定するので難しいですが、使いこなせれば複雑な条件での計算もできます。
=IF(論理式(条件を指定),真の場合(条件と一致していた場合),偽の場合(条件と不一致の場合))
=IF(A,B,C)
もしAの条件と一致したらB、一致しなかったらCとする。
使用例

=IF(売上が1,000以上なら,「1,000以上」と表示,1,000以上じゃない場合は「1,000以下」と表示)
条件を指定することで、条件と一致した場合と不一致の場合でそれぞれの表示ができます。
IF関数の中にIF関数を組み込む
IF関数は、真の場合と偽の場合の部分にさらにIF関数を組み込むことができます。
さらに複雑な式になりますが、より細かい条件で計算ができます。
IF(論理式A,真の場合(Aと一致した場合)Bを表示,偽の場合IF(論理式C,真の場合(Aと不一致かつCと一致)Dを表示,偽の場合(Aと不一致かつCと不一致)E)を表示)
IF(A,B,IF(C,D,E))
もしもAの条件と一致したらBを表示、一致しなければCという条件を出す。Aの条件と一致せず、Cの条件と一致したらDを表示、一致しなければEを表示

IF関数を1つ組み込むだけで、かなり複雑な関数になります。
さらに、DとEの部分にIF関数を繋げることも可能です。
IF関数を繋げすぎると、正しく計算ができているかチェックするのが難しくなります。
IF関数を繋げる場合は、適度な数を繋げるようにしましょう。
IF関数を組むときのポイント

ここまで読んでみて「IF関数って難しい」と思われたかたもいると思います。
IF関数を組むときに、少しでも簡単に組めるようにポイントをお話しします。
IF関数を組むときのポイントは2つです
- 全体像をイメージする
- YES・NOチャートで考える
まずは全体像をイメージする
IF関数を組むときは、全体像をイメージしてから組み始めましょう。
- 何を求めているのか?
- どのような結果を計算したいのか?
- 条件を絞るために適した関数はどれか
全体像をイメージすることで、どのような数式を組むべきかが見えてきます。
YES・NOチャートで考える
IF関数を繋げる場合は、Yes・Noチャートをイメージすると分かりやすいです。

まずは、手書きでYES・NOチャートを書いてから数式を組み始めると、ごちゃごちゃせずに組めます。
まとめ

IF関数についてお話ししました。
- IF関数は複雑な条件で計算できる
- IF関数は全体像をイメージする
- IF関数はYES・NOチャートで考える
IF関数は難しいですが、複雑な条件で計算ができるので、さまざまな計算に応用が可能です。
IF関数を使ってデータを分類したり、特定の条件を探し出したりできます。
まずは、簡単な条件から始めていき、だんだんと難しい関数を組み合わせていくことで、関数に対する理解も深まります。
いま使っている関数もIF関数に置き換えることで、より効率的にできる箇所があるかもしれません。
IF関数を上手に使っていきましょう。
今日はここまで!おつクラゲ~(:]ミ (:]彡
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